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【要約】大人の発達障害・仕事・生活の困ったによりそう本

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あなたは発達障害というのをご存じでしょうか?

生まれつきの脳の発達に障害が生じていて得意なことと、苦手なことの凸凹が大きいために
本人は生きづらさを感じたり、周囲の人もどう接したらいいのかわからないということがあります。

一生懸命しているのに、仕事でケアレスミスばかりしてしまう…。
遅刻癖が直らない…。

人のことを怒らせてしまうことが多い…。
なんだかもう、いろいろなことがうまくいかない…。
もしかして私、大人の発達障害かも?大人の発達障害と診断されたけれど、どうしたらいいの?
この本は、そんなあなたのための本です。

視力が落ちてきたら眼鏡をかけるのと同じように、あなたの「困った!」によりそう道具や工夫をわかりやすく紹介しています。
イラストで読みやすく、困ったところだけすぐに引けます。
困ったとき、あなたの傍で助けになる本です。

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このブログ記事でもこの本についてまとめていますのでぜひ読んでいってください。

黒ブル

よろしくねー!

大人の発達障害とは?

この本のタイトルにもなっている、大人の発達障害とは何なのか?

大人になってから初めて(社会に出てから初めて)自分は発達障害なんだなとわかるケースが非常に多いため大人の発達障害と呼ばれるようになりました。

なぜ社会に出るまで発達障害かどうかわからないケースが多いかというと、

学生時代は複雑なコミュニケーションや作業に正確さを求められたりする機会があまりないためです。

発達障害の方は、定型発達の方(発達障害がない方を定型発達と呼びます)が普通にできるようなことにも苦手意識を感じる部分が多いのですが、学生時代までは個性的だなくらいで流されることが多いです。

例えば、よく忘れ物をしたりドジをする方なら天然キャラだよねって周囲の環境によってはかわいがられることもあったり。

察することが苦手なタイプは空気読めないよねとか。

周囲の人も、ん?て思う瞬間はあったとしても仕事のように複雑性、正確性を求められる付き合いをするケースが少ないですし、本人も困りごとが浮き彫りになることがありません。

しかし、その後社会に出て会社に遅刻したいわけでないのに時間管理が上手くいかないなどで遅刻してしまったり、マルチタスクが苦手だったりケアレスミスが多かったり電話や口頭指示での理解が難しかったり。

などなどといった仕事をする上での困りごとや対人関係での困りごとが浮き彫りになってきて、自分は発達障害なのではないだろうかと大人になってから気づく方が多いです。

発達障害の3タイプ

発達障害には3タイプあると紹介されています。

発達障害の3タイプと基本的な特性についてお伝えします。


ASD:自閉症スペクトラム障害

「対人関係や社会的なやりとりの障害」「こだわりが強い」という2つの基本特性がある発達障害です。

①対人関係や社会的なやり取りの障害

いわゆる空気を読む。察する。などその場の雰囲気や相手が直接言葉にしていない部分を表情などから読み取ることが苦手です。暗黙のルールや言われたことを表面的に受け取ってしまうことで社会的な場面で困難を感じることが多いです。

②こだわりの強さ

自分のこだわりが強いため一見他の人から見たらどうでもいいような部分に本人のこだわりがあり、そこを追及してしまっていたら期限までに業務が間に合わなくなってしまった。
などにより社会的に苦労する場面が見られます。

こだわりの種類や程度に関してはひとりひとりで異なります。

〇ASD特性の長所

・行動に裏表がなく誠実な人が多い

・興味関心を持ったものに対する強い知識欲がある

・周囲に影響されず自分のペースを守ることができる

・自分がやると決めたことはしっかりやりぬこうとする

など短所だけではなくいろいろな長所を併せ持ちます。


ADHD:注意欠如多動症

「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの基本特性があります。

①不注意

集中力が続かなかったり、忘れ物が多かったりなどです。仕事面だとケアレスミスが多かったりスケジュール管理が苦手なため苦労する場面が多いです。

②多動性

落ち着きがなく、じっとしていられない。

厳粛な場などで無意識に身体を動かしてしまったりそわそわしてしまうことがあります。

③衝動性

思いついたまま行動してしまう。考えてから行動することができない。

そのため計画的に仕事を進めるなどが苦手で行き当たりばったりな印象を持たれてしまうこともあります。

〇ADHDの長所

・会話が上手な人が多い
会話が必要とされる場面では、たいてい人の興味を引き付ける面白い会話をすることができる人が多いです。

・臨機応変な対応が上手な人が多い

・創造性

・決断力、行動力がある


LD:限局性学習症

読み、書き、計算などの学習において困難さがみられる発達障害です。

IQ(知能指数)の知的能力による知的障害とは異なり、IQとは関係なく学習に困難が生じるという違いがあります。

①読字不全

文字を「読む」ことに困難がある状態のことを指します。ディスレクシア、読字障害、識字障害、読み書き障害、難読症などと呼ばれることもあります。
文章を正確に読むことが難しい、すらすら読むことが難しい、読むことができても内容を理解することが難しいなどの困難を抱えることがあります。

②書字表出不全

書字表出不全とは、文字を「書く」ことに困難がある状態のことを指します。ディスグラフィアと呼ばれることもあります。
文字をマスや行から大きくはみ出して書いたり、鏡文字になってしまうなどの特徴が見られることがあります。

③算数不全

算数不全とは、算数や数式など「数字に関する能力」に困難がある状態のことを指します。ディスカリキュリアと呼ばれることもあります。
数字や数式の扱いや、考えて答えにたどり着く推論が苦手などの症状が見られることがあります。数字に関する能力にのみ障害がある人が多いため、算数の学習を始めてから発見される場合が多いと言われています。

仕事の対処法

この本では発達障害の困りごとのよくある事例や対処法のヒントがたくさん紹介されていますので、その中の一部をご紹介したいと思います。


ケアレスミスが多い

発達障害のある方はケアレスミスをしてしまう方が多く、本人は失敗しないように気を付けているのですがASDやADHDのそれぞれの特性が影響してよくミスをしていまいます。

周りの人からは「気を付ける気がないからミスをする」「確認を怠って手を抜いているに違いない」と評価を落としてしまうことも。

忘れる。間違う。を前提に置いての対策が必要です。

・メモで記憶の受け皿を増やしておく

聞いたことを一時的に記憶しておく脳の力をワーキングメモリーと言いまして発達障害を持っている方はこのワーキングメモリーの機能が弱い方が多いと言われています。

新しい情報が入ると抜け落ちてしまうのです。なので足りない情報の受け皿を外部に作っておくこと。メモ帳やスマホにとにかく記録をします。

黒ブル

記録して、目に見える形で残しておくと後で優先順位を考えるときもやりやすくなるよ!

・間違えることを前提として確認する時間を予定に組み込んでおく

いくら気を付けていても間違えてしまうので、あらかじめ確認をする時間。というのを予定に組み込むことでミスが減ります。

確認の際に指差し確認をしたり、声に出して確認作業を行うと間違いに気づきやすくなるのでおすすめです。

黒ブル

忘れそうな予定などはラインの「リマインくん」などリマインダー機能のあるものやアラームを活用すると忘れづらくなるよ!


同時に複数のことができない

発達障害のある方にはマルチタスクが苦手な方が多いです。

色々と同時並行で進めようとするとキャパオーバーになって業務に支障をきたしたり強いストレスに襲われてしまうこともあります。

そもそもマルチタスクが得意な方でも本当に同時並行をしているわけではなくシングルタスクの切り替えが上手。という状態になります。

これが発達障害の影響で脳のワーキングメモリーが小さくなると頭の中だけでは切り替えが難しい。この場合は下記が解決のヒントになります。

・仕事別に書類を分けておく
業務別に書類を分けておきその時に行っている業務の書類だけを机の上に並べるようにする。タスクを切り替えるときにあらかじめファイリングしておいた別業務の書類を机の上に並べるようにする。

また、データ管理の場合同様にデスクトップのデータも業務別にまとめておくといいです。

黒ブル

これをやっておくと、上司から急に言われる「あの仕事どうなったー?」
にも対応がしやすくなるよ!

・サブモニターを導入して常に2画面で確認しながら作業する。
例えばネットを見ながら資料を作成する。となったときにパソコンのウィンドウを切り替えながら作業していると切り替える前の情報をもう忘れてしまっていて作業が遅くなってしまっています。

サブモニターで参照画面を常に確認できるようにして作業を進めるとそこがカバーできるので作業が早く正確になります。

黒ブル

僕も正直、画面を切り替えた瞬間忘れてるから何度も見返してる(笑)
その何度もしていた再確認がなくなるから早くなるよ!

・聞きながらメモを取ることが難しいときは、メールで指示をもらうか音声を録音する。

定型発達の方には理解が難しいかもしれないけど、口頭の指示を聞きながらメモを取る時点で発達障害の方にとってはマルチタスクになっています。

理解してもらえそうならなるべくメールやチャットなどの文字情報で指示をもらうようにする。あるいは音声録音機能を使う。

黒ブル

どうしてもメモを取らないといけないときはひらがなで走り書きしよう!
漢字は画数が多いのと、どんな字だったけ?と思ったときにはもう次の言葉は聞き逃しているよね。


完璧を求めて締め切りに遅れる

特にASD傾向のある方は特性上こだわりの強さから完璧に作業を完成させることを目指しているうちに作業に時間がかかりすぎて締め切りに間に合わなくなってしまうことがあります。

また、こだわりとは少し違いますがもっと細かく準備を万全にしておかないと不安だ。
と準備に時間をかけすぎて作業が仕事がなかなか進まないというケースもあります。

・100%ではなく70%の出来で提出する。

細部までこだわりすぎるあまり作業に時間がかかりすぎているのでまずは70%くらいの出来で提出しましょう。

例えばBBQをやるときに1本の薪が湿ってしまっているのをずっと気にして乾かしていたら本題のお肉を美味しく食べる時間がどんどん遅くなります。

このときはその薪はあきらめて、別の薪を探すか何か別の方法で火をつけたほうがいいのです。

仕事も細部までこだわりすぎることはやめて70%くらいの出来でもいいから期限までにしっかりと提出できることを優先しましょう。

黒ブル

自分がこだわってる部分が上司や他の人からするとどうでもいい部分だったりすると時間がもったいないからね!

・ミスをこわがらない。

ミスは誰にでもあります。ミスすることを過剰に気にしすぎて心身が不調になってしまう人もいます。

ミスしただけでは誰も死なないと開き直ることも大切です。

細かい部分にとらわれすぎているぞと思ったら一旦作業を止めて休んでみるのもいい。

黒ブル

僕はまずは誰にも迷惑をかけない範囲でわざとミスをしてみた。

ミスをしたときに「ミスしても大したことないな」という経験を積んで練習してみるとだんだん気がラクになったよ!

対人関係の対処法

報告・連絡・相談が苦手

複数の人と働く職場だと報告・連絡・相談でコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくことが求められます。

発達障害の特性により報連相を苦手に感じている方が多いです。

・一度文字にまとめてから報連相する

誰に何を報連相したらいいかわからない場合には、あらかじめ誰に報告しに行くのかを決めておく。という対策になります。

要点をまとめて相談することが苦手で過去に怒られた経験があり報連相への苦手意識が強まっている。そういった場合には、一度報連相ボードというのを作成してみましょう。

要件、理由、対策(または相談)を一旦文字にして書き込んでおくといいでしょう。

黒ブル

相手側も見ればなんとなく内容がわかるので、最初は説明が上手くできなくても相手に伝わりやすくなるよ!

・報連相する時間帯を決めておく

本当は何かある都度に報連相にいけるといいのですが、発達特性によりタイミングをうまくつかめず、報連相ができないまま。ということもよくあります。

その場合は自分は朝10時になったら報連相に行くと行くタイミングを決めておいてその時間までに要点をまとめておきましょう。

黒ブル

予定していた時間に相手が不在の場合もある。予備の時間もあらかじめ決めておこう!

・10分考えてわからなければ相談する

わからないことをいつまでも自分だけで考えていると時間の無駄になってしまうことが多いです。

自分ではわからなくても上司に相談すると一瞬で解決できることもたくさんあります。

ただ、何も考えずになんでかんでも答えをもらいにいくのは失礼にあたる行為なので自分で一度しっかり考えてみて、わからない場合には要点をまとめて相談にいきましょう。

この本では時間の目安として10分。をおすすめしています。

黒ブル

要件によって適切な考える時間。があるから慣れてきたら要件によって自分で考える時間を変更しながら対応していこう!


相手の言葉を理解しづらい

口頭で指示をもらったときに、相手が言ったことが覚えきれなくて後で聞いていなかったのかと指摘を受ける。

言外に言われていることを理解できなくて、あいまいな指示が苦手。そういうことを言っているのではないといった指摘を後から受けることがあります。

・聞いたらすぐ文字化して確認をする。

聞いたことをすぐに忘れてしまうのは聴覚よりも視覚のほうが優位に働いている可能性があります。

聞いて覚えておくようにしようとするのはできないので、すぐにメモに書いて見返せるようにしておきましょう。

書いたメモを元に、相手に指示を自分が理解できているかを確認することも大切です。

黒ブル

その辺の紙に走り書きしておこう。だと紙自体が無くなっているということがよくあるよね。

メモ帳は1冊にまとめてペンと共に常に持ち歩くようにしておこう!

・具体的な質問をこころがける

あいまいな指示が苦手なので例えば、「この書類ミスがないか確認しておいて。」と言われたときに「ミスが3つありました。」とそのまま報告してしまいます。

すると相手からはミス(誤字脱字)があったら修正しておいてという意味で頼んだのにそんなこともできないのかと思われてしまいます。

あいまいな指示に迷ったら、自分はこう解釈していますがあっていますか?という意味合いの質問をしてすれ違いを防ぎます。

あいまいな指示の代表格のあれ取って。が来た時の例で説明します。

あれ取って。と言われたとき

× あれって何ですか?
(これだと失礼な印象を与えてしまいます)

〇 テーブルの上の箱ですか?
(このように自分の解釈はこれだけどあってる?といった質問をして答え合わせをします)

など、あいまいな指示に対しての具体的な質問の仕方の例が本書では多く解説されています。

まとめ・感想

上記に書いたのはあくまで一部分です。この本では発達障害の方が仕事面、対人関係面、日常生活で過ごしやすくなるヒントが網羅されています。

当事者の方の私はこうしています!という体験談も多く寄せられているので自分に合っていそうなものをどんどん試していくのもいいなと思いました。

脳の発達の凸凹というのは、大なり小なり誰しもあると言われています。

特に発達障害と診断を受けていなくても過去に仕事や生活面で困ったことがあるな。

とか、周りの人に比べて苦労することが多い気がするな。

そう感じている方は一度ぜひこの本を読んでみてください。

きっと悩みの解決のヒントがみつかって暮らしやすくなると思います。

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無料期間中にも簡単にやめることができますので、他に気になる本がなかったりしたら本書だけ読んで無料期間中にやめると0円です。
(たまにキャンペーン企画の変更が入りますので詳しくはリンク先でご確認いただきたいです)

ちなみに僕はオーディブルを継続活用していて月会費を払っていますがすごいコスパのサービスだと思っています。

今でも続けて色んな本を通勤時などに聴いていますので移動時間も楽しいです。

なのでまたこれはいい本だ!と思う本を見つけて当ブログでご紹介させていただきますのでよろしければブックマークなどしていただけると大変嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

黒ブル

またねー!!