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突然ですがあなたには運動習慣がありますか?
なんとなく健康に良さそうだけど、疲れてキツくて面倒で運動をしていない人や運動をしてほしい人が周りにいる方にはぜひ読んでいただきたい本を紹介します。
運動には、寿命延伸、脳機能アップ、自尊心向上、美肌、抗ストレス、幸福度アップなど
心身にとってとても良い効果があると言われているんですね。
でも運動って、ハードで大変なイメージやまとまった時間を作るのが面倒だったりします。
このキツさに耐えるのと、わざわざ運動用の時間を作るのが嫌なんですよね・・・
でも安心してください。
この本の中には、今までの概念よりもはるかに短くてラクチンな運動でもいいんだよってことが書かれています。
気になった方はぜひ本書を読んでみてください。
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この記事もぜひ読んでいってー!
目次
著者紹介
この本を書いたTestosteroneさんはすでに26冊ほどの本を出版していますが、
そのほぼすべてが筋トレに関する本といういわゆる超がつくほどの筋トレマニアです(笑)
ただ今回ご紹介する「運動しなきゃ…」が「運動したい!」に変わる本はTestosteroneさんのお父さんが全然運動をしないので、運動嫌いの方にも運動習慣を持ってもらえるようにという思いから始まった本なので、筋トレとかゴリゴリした内容ではありません。
父親思いの優しいマッチョ
Xでも214万人もフォロワーがいて(2024年7月に確認)日々心震わせるポストを投稿されてます。
筋肉ゴリゴリの方なのですが、メンタル方面にも詳しくて思いやりのあるメッセージに心が暖まります。
Testosteroneさんはもともと110キロくらいの肥満体型だったのですが、米国留学中に筋トレに出会い40キロ近い減量を成功させたそうです。
ブルドック2匹分くらいのダイエット成功だな
大学時代に打ち込んだ総合格闘技ではトッププロ選手と生活をともにし、最先端のトレーニング理論とスポーツ栄養学を学びました。
その経験を活かし、運動と正しい栄養学の知識を日本に広めまくっている最中です。
アジアの大都市で社長として働いてるらしいぞ!
本を読んだり、Xでの投稿内容を見るとわかりますがアツくて茶目っ気たっぷりな心が暖かい人柄なんだろうなと思います。
Tそんなestosteroneさんが運動習慣のない自分のお父さんの健康が心配なので運動をしてもらいたい!という気持ちが詰まった本なのです。
それでは中身をご紹介します!
運動をしないことが逆に恐くなる話
運動をするメリットってよく語られている気がするのですが、運動をしないデメリットってそういえばあまり聞いたことがなかったよなと思いました。
この本では最初に運動をしないとこんな恐いことがありますよというのをあえて前半に紹介されています。
その中の一部を紹介していきます。エビデンスに関する情報は本書の中でしっかり語られていますのでご安心ください。
本当にありえる恐い話!
・座りっぱなしの人は3年早死にする
・運動不足は早期死亡のリスクが高まる
寿命に関しては上記の2点が語られていて、論文のデータを元に紹介されています。
運動をしない理由でよくあるのが、「時間がもったいない」意見がありますが自分の健康寿命(生涯で健康に過ごせる時間)が伸ばせますよー!という提案がされているということですね。
・座りっぱなしの人は運動する人より9歳老いている
・テロメア(命の蝋燭)がどんどん短くなる
同窓会などで昔の同級生と会ったときに、老け方が全然ちがうなーと内心で思った経験はありませんか?
あとは、「え?AさんとBさんて同い年なの?」(Bさん老けてんなー・・・)みたいな感情を持ったことってありませんか?
おじさんみたいな高校生もたまに見るよな
老化は労働環境や喫煙習慣、ストレス、紫外線など色々な要因がありますが運動習慣の有無もすごく重要と語られています。
それはなぜか?
人の細胞の中にテロメアという細胞分裂にかかわるものがあり、このテロメアが短くなっていくことが細胞の老化なので実際の肉体の老化と直結します。
ちなみにこのテロメアが限界まで短くなるとそれ以上は細胞分裂ができない=肉体の死。
このことからテロメアは命の蝋燭。とも言われています。
おねがい!消えないで!
運動習慣の全くない人とある人では約10年分のテロメアの長さが違ったり、
マラソンランナーと比較すると16年分の差があったという研究結果などがこの本でも語られています。
運動習慣のある人のほうがなんとなく若く見える!というのはそういった肉体的裏付けがあるんだなと読んでいて実感できる話でした。
僕もなるべく若々しくいたいなという気持ちがあり運動の意欲が高まっています。
この他にも運動しないデメリットについても科学的エビデンスに基づきながらたくさん紹介されているので、あなたの運動意欲(というか危機感?)に刺さるものもきっとあると思います。
運動したくてたまらなくなる話
続いては第2章の運動したくてたまらなくなる章のご紹介です。
よっ!待ってました!
この章では、アメリカのシリコンバレーでは主流で近年日本でも注目され始めている
バイオハック(健康法を試し、肉体、精神、頭脳のパフォーマンスの最適化を目指すこと)
バイオハックには運動がとてもいいよというのを、取り組みやすい順に紹介してくれているので取り組めそうなものからどんどん取り組んでいけます。
1:体の動きを意識する
期待できること:体重、体脂肪、血圧の改善
2:日常生活の動作を増やす
期待できること:ケーキ1個分のカロリー消費
3:1時間ごとに10分間立ち上がる
期待できること:最高血圧が4%改善
4:なんでもいいので体を動かす
期待できること:3時間ほど気分がよくなる
5:歩きながら考える
期待できること:創造性が81%アップする
6:ごはんを食べたら2分間歩く
期待できること:食後の血糖値の上昇を抑える
7:仕事や勉強の合間に2分間早歩きする
期待できること:脳機能がアップ
8:自然の中を5分間以上散歩する
期待できること:自尊心が改善し、気持ちが前向きになる
9:ゆっくり10分間歩く
期待できること:記憶力アップ
10:10分以上の早歩きをする
期待できること:ストレスに対する負の反応が17%減る
11:いつもより多く歩く
期待できること:睡眠の質が上がる
12:15分間早歩きをする
期待できること:甘いものやタバコへの渇望が減少する
13:30分間早歩きをする
期待できること:集中力が20%アップ
14:週に10分間運動する
期待できること:幸福度が上がる
15:週1回20分以上早歩きする
期待できること:風邪の引く可能性が36%減
16:週5回、1回5分間の腹筋運動もしくは体幹トレーニングを行う
期待できること:ぎっくり腰の再発率が45%減
17:週2回、1回30分間のジョギングを3か月間行う
期待できること:20歳肌が若返る
18:1日8分間早歩きする
期待できること:運動障害の発生率が8分の1になる
19:週に60分間の筋トレ
期待できること:全原因死亡率が最大27%減
20:1日9分間歩く
期待できること:うつのリスクが減る
21:1日10分間の身体活動
期待できること:ロコモティブシンドロームのリスクが3.2%減
22:1日に10分間余分に歩く
期待できること:死亡率が28%減少する
23:週2回、基礎的な筋トレプログラム
期待できること:不安レベルが20%減
24:早歩きを習慣にする
期待できること:死亡&心臓病&がん&認知症のリスクが25%~35%減
25:1日3,800歩以上歩く
期待できること:認知症リスクが25%減
ざっとこの25項目が紹介されています。
中にはそんな楽で短い運動でこんなに効果があるのか!と思われた項目もあるのではないでしょうか?
本書では各項目ごとにしっかりとしたエビデンスを持って解説されています。
なかでも「歩く」というのが頻繁にでてくると思いませんか?
25項目中、15項目に「歩」ということが書かれています!
お!散歩か!いいな!
そうなんです。本書でも激推しされている運動がウォーキングになります。
「えー、歩くだけで?」と思われるかもしれませんがウォーキングには様々な健康効果があります。
- 心臓病、脳卒中、高血圧などの心臓疾患の予防や管理
- 血糖値の管理
- 睡眠の質の向上
- 心の健康の増進
- 特定の慢性疾患のリスクの軽減
- 認知症の予防
- 視力の改善
- 冠動脈疾患や高血圧の予防
ざっとこれだけの素晴らしい運動なんです。
僕も朝散歩を習慣にしていてかなり感じるのですが、
特にメンタルの安定とダイエットにも役立っています。
セロトニンという幸福を感じるホルモンは一定のリズムをすると体内でも分泌されることがわかっており、朝起きた時は憂鬱だったとしても朝歩いているとだんだん晴れやかな気持ちになってくるんです。
また、散歩する時間は基本いつでもいいと思うのですが僕のおすすめは朝にやることです。
朝、日光を浴びることで体内リズム(自律神経の調整)や食事からは補うことが難しいとされるビタミンDの生成。
夜の質のいい睡眠に影響を与えるメラトニンも、朝に日光を浴びておくとよく分泌されることがわかっています。
やっぱ朝の散歩は気持ちいいよな~
僕は自分で言うのも何なのですが、物事を習慣化することは割と得意なので(その代わり他にできないことが山ほどありますが)運動を習慣にすることはあまり苦にはなりませんでした。
でも、運動をしたほうがいいことはわかっているんだけど実際に運動を続けることはやっぱりできないんだよねという方もいますよね?
そういった方のために本書では運動を習慣化するための話も盛り込まれていますので、いわゆる三日坊主になりがちなんだよなという方もこれからは続けられるかもしれません!
それについては次章で紹介します。
運動を習慣化できるようになる話
あなたは運動をしようと思ったけど、今まで続かなかった経験はありますか?
本書によるとそれは人間の本能的に仕方ないことでもあるから自分を責めないでねといったことが書かれています。
はるか昔の僕たちの先祖の原始人などは、いつ食料が取れるかわからないから日常は省エネモードで過ごしていくというスタイルがありましてその名残で運動を継続するのが難しく感じるそうです。
それでも運動を習慣化できるようになるヒントを本書では14個紹介してくれています。
1:歩く時間ではなく歩数を目標にする
(30分歩く。ではなく3,000歩歩く。など歩数で設定する)
2:○○になったら運動する、と決める
(例:朝起きて晴れていたら運動する、等)
3:ミニゴールを設定する
(初めから1日15,000歩目標!とかではなくまずは1日3,000歩以上など小さい成功を積み重ねて成長していくイメージ)
4:よく寝る
(体の疲れが取れていないと運動を継続する気にならない)
5:フレッシュスタート効果を利用する
(新年を迎えたり、誕生日や職場が変わった。など特別な日に新しい習慣をスタートさせると続きやすくなる傾向がある)
6:運動の予定をカレンダーに書き込む
(いつ何をするか具体的な目標が立つのと、書いたのにやらなかったらなんとなく気分がよくないしなという自分への心理を利用する)
7:音楽を聴きながら運動する
(音楽に限らず自分が楽しいとか気分の良くなるものを聞きながら運動をする)
8:自分にワイロを贈る
(今日運動を頑張ったら、ご褒美に好きな漫画を読んでいいとか頑張った自分にご褒美をあげること)
9:歩きやすい靴を履く
(まずは動きやすい環境作りから)
10:ウェアラブルデバイスをつける
(スマートウォッチなど運動を計測できるウェアラブルデバイスをつけると自然と運動量を増やしたくなる)
11:ゲーム化する
(ポケモンGOやドラクエウォークなど歩くことが楽しくなるゲームを取り入れるのもいいこと)
12:もっとも好きな運動をやる
(なんだかんだで楽しいのが一番)
13:友人と一緒に取り組む
(楽しみと強制力を一緒に得ることができる)
14:完全コピペする
(憧れの人や目標にしている人のルーティンを調べてそのまま真似をする)
いかがだったでしょうか?この中に取り入れたいものがあった方は早速とりくんでみてもいいかもしれません。
僕は特に項目7の音楽を聴きながらの部分をオーディブルを聞きながらで実践しています。
本書の中には、各項目のエビデンスもしっかり紹介されていますので気になる方は読んでみてください。
この本が読みたくなった方は
実際に本を読んでみると、Testosteroneさんのユーモアと軽快なトークを聞いているような気持ちになってほんと読みやすい本だなと思いました。
今回は書ききれなかった情報や運動に関するコラムなど、運動したくなること目白押しの本書をぜひ読んでみてください。
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みんなでぜひ健康になりましょう!
またいい本がありましたらご紹介いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それじゃ俺も散歩いってくるわ。またなー!